シロモンクロシジミ♂ (台湾) Spalgis epius dilama
Apefly (Taiwan)
種分布:スリランカ、インド、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、西ニューギニア
記録:2006/7/7
場所:宝来、台湾 (Baolai, Taiwan)
Apefly (Taiwan)
種分布:スリランカ、インド、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、西ニューギニア
記録:2006/7/7
場所:宝来、台湾 (Baolai, Taiwan)
♂♀類似斑。極小型種。
♂の翅形は翅頂端が尖る。翅表の地色は黒褐色で、全面ほぼ無紋。
♂の翅形は翅頂端が尖る。翅表の地色は黒褐色で、全面ほぼ無紋。
翅裏の地色は灰白色で、前後翅共に外中央から中央にかけて、波状の線条3本が円弧上に並ぶ。さらに基部にかけて波状の線条が並ぶが、不明瞭になる。また、前後翅の中室端に褐色線で囲まれた楕円形斑が現われる。
類似斑紋の種類は見当たらないので、同定は容易である。
低地から700m程度の低山地に棲息する。主に林内に棲息し、葉上をチラチラと飛翔する。明るい環境では殆ど見られない。吸水や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は緩やかで、木の葉から大きく外れることは殆どない。飛翔中は灰褐色に見える。極小型種なので採集しても裏面の斑紋は殆ど見えず、前翅裏面中室の楕円形斑が認識できる程度である。
幼虫は肉食でカイガラムシの1種に依存する。捕食対象がいる林内が生活圏であり、環境はゴイシシジミと類似する。棲息範囲は限定され個体数は多くない。
1960年発刊の「原色台湾蝶類大図鑑」では、台湾のシジミチョウの中では稀種に属すると記載されている。現在はそれほど珍しい種ではないようで、主に南部で採集されている。
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