シロモンオオイナズマ♀ (ラオス) Lexias albopunctata borealis
Blue-Spot Archduke (Laos)
種分布:南中国、タイ、ラオス、ベトナム
記録:2016/3/26
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
Blue-Spot Archduke (Laos)
種分布:南中国、タイ、ラオス、ベトナム
記録:2016/3/26
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
♂♀異型・異斑。♂♀の外観は全く異なる。
表示亜種 borealis ♀ (ラオス)
表示亜種 borealis ♀ (ラオス)
亜種borealisの分布:北タイ、ラオス→♂
♀も♂と同所的に棲息するが、♂よりも林内側にいることが多い。♀の吸水例は観察していないが、動物性ベイトには誘引される。腐果にも誘引される。
♀の飛翔は♂より緩やかで、大型であるので何回見ても圧倒される。林縁に散布した動物性ベイトに♀が疎林側からひょっこり現れたときは、その大きさと特異な斑紋に驚いた。場所によってヤマオオイナズマ (L. dirtea)と混棲するところがある。♀は本種♀と類似斑紋であるが、本種の方が大きく斑紋が白~淡青色であることから区別は難しくない。
♀は♂より一回り大型で、斑紋と相まって迫力がある。
♀の翅表の地色は濃紺色で、白斑が全面に散在する。前翅表面では、亜外縁に淡青燐を伴う白斑が縦に配列し、中央に他より大きい白斑列が配置する。この中央白斑列の亜翅頂部の白斑は、大きく目立つ。内中央から前縁にかけて白斑列が並び、前翅内縁には密な白斑列が配置する。♀の後翅表面の亜外縁に淡青色の線条斑があり、その内側に淡青色斑が配列する。さらに、中央から基部側に白斑列が2本横に並ぶ。
♀の翅裏の地色は濃~淡草色で、前翅裏面中央から下部の地色は紺色になる。♀の翅裏の白斑の配置は♂と類似するが、各白斑は全体に大きくよく目立つ。
コメント