エグリゴマダラ♀ (ボルネオ) Euripus nyctelius borneensis f.nyctelius
Courtesan (Borneo)
種分布:ヒマラヤ、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、フィリッピン
記録:2018/3/4
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
Courtesan (Borneo)
種分布:ヒマラヤ、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、フィリッピン
記録:2018/3/4
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
♂♀異型・異斑で外観は全く異なる。♂の型は1種類であるが、♀はマダラチョウ類に擬態し、数種類の型がある。
表示亜種 borneensis ♀ f.nyctelius (ボルネオ)
亜種borneensisの分布:ボルネオ→♂
他亜種 nyctelius 分布:北インド、南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス→♀ f.euploeoides、ベトナム、カンボジア
低地から900m程度の低山地主体の蝶で、1,600m程度の高地でも見られるが数は少なくなる。村落近くや山地の樹林地で見られる。
低地から900m程度の低山地主体の蝶で、1,600m程度の高地でも見られるが数は少なくなる。村落近くや山地の樹林地で見られる。
♀も♂と同所的に生息するが、主に樹木近辺で見られ、吸水や吸汁に現われる個体は稀である。
♀はマダラチョウに擬態しているため、飛翔は緩やかである。♀は複数の型があるため型によって見え方は異なるが、ルリマダラ類のように見えることが多い。ただ、小型で飛ぶ距離が短いので奇妙なルリマダラ種?と思うことが多く、エグリゴマダラの♀と認識できる場合は少ない。一般的には、♀は偶然見かける程度で、極めて稀である。♂が生息する場所で、奇妙なマダラ類には注意するということを認識していないと見逃す。
♀は♂よりやや大型。翅形は丸味を帯びるが、後翅外縁は若干凹凸形状を示し、エグリゴマダラの♀であることを想起させる。
♀には複数の型がある。図示したのは白斑が現われない型 nyctelius。この型の地色は黒褐色で、外縁側はやや淡色になる。前後翅を通じ、外縁の各室に淡白斑が2個現われる。前翅表面の外中央の第1b~第3には不鮮明な白斑がある。後翅表面の外中央の各室には、白斑が円弧状に配列する。
♀の型 nycteliusの翅裏の斑紋は、殆ど翅表と同様であるが、地色がやや淡色になる。
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