シロウラナミシジミ♀ (ラオス) Jamides alecto alocina
Metallic Cerulean (Laos)
種分布:南インド、台湾、八重山、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2019/6/2
場所:ノーンペット、ラオス (Nongpet, Laos)

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シロウラナミシジミ♀ 表面 (ラオス)

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シロウラナミシジミ♀ 裏面 (ラオス)


♂♀異斑。他のルリウラナミシジミ属の種類よりやや大型。

表示亜種 alocina ♀ (ラオス)
亜種alocinaの分布:南インド、南中国、タイ、ラオス→♂
他亜種1 dromicus 分布:八重山、台湾→♂
他亜種2 latimargus 分布:南スラウェシ→♂
他亜種3 ageladas 分布:南タイ、マレー半島、ボルネオ→♂、スマトラ

低山地から1,600m程度の高地まで生息し、主に森林内の明るい空間に多い。
♀も♂と同様な環境で見られる。林縁を飛翔したり、木の葉に静止していたりする。飛翔中は♂と同様に見えるが、青色味がやや弱い。ただ、現地で♂♀を区別することは難しい。

♀の前翅表面の中央色は灰白色で、青色味を帯びる。♂より白色味が強い。前翅表面の縁取りは黒褐色で、翅頂部で最も太く、前縁でも2mm程度の幅がある。全体として♂より太さが目立つ。後翅表面の中央色は前翅と同じ灰白色で、前縁では淡褐色味を帯びる。後翅外縁では白線条を伴う黒褐色班が配列し。その内側に淡褐色の波状線条が並列する。この後翅外縁の黒褐色班列は♂より目立つ。
♀の翅裏の斑紋構成は♂と殆ど同様であるが、地色はやや淡色になることが多い。