フラクティリネアルリウラナミシジミ♀ (スラウェシ) Jamides fractilinea fractilinea
種分布:スラウェシ、スラ島

記録:2018/2/17
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

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フラクティリネアルリウラナミシジミ♀ 表面 (南スラウェシ)

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フラクティリネアルリウラナミシジミ♀ 裏面 (南スラウェシ)


♂♀異斑。♂の翅表の地色は灰白色。

表示亜種 fractilinea ♀ (南スラウェシ)
亜種fractilineaの分布:南スラウェシ→♂

低地から200m程度の低山地に棲息する。♂は主に樹林地や林縁の草地で見られる。渓流沿いの個体や吸水に現われる個体は観察していない。また動物性ベイトに誘引される個体も観察していない。
♀も♂と同じような環境で見られるが、草本から離れずに棲息していることが多い。
飛翔は緩やかで、草本付近や木の葉付近をチラチラと飛翔する。飛翔中は灰色っぽく見える。稀な個体ではないが、まとまって見られる種類ではない。

♀の翅表の地色は黒褐色で、前翅では中央から基部にかけて灰白色斑が広がる。後翅表面では、翅裏の白条斑が浮き出るような淡条斑が現われ、基部側では灰白色斑が広がる。
翅裏の斑紋は♂と類似するが、地色と灰白条斑は褐色味が強くなる。また、前翅裏面外縁と亜外縁の褐色斑は、♂より山型が高くなる。