タイワンキチョウ♀ (台湾) Eurema blanda arsakia
Three Spot Grass Yellow (Taiwan)
種分布:インド、スリランカ、南中国、台湾、沖縄、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、モロッカ、ニューギニア

記録:2018/6/13
場所:宝来、台湾 (Baolai, Taiwan)

200130Eb07SW
タイワンキチョウ♀ 表面 (台湾)

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タイワンキチョウ♀ 裏面 (台湾)


♂♀類似班。♂の地色は♀より黄色味が強い。台湾産は沖縄産と同一亜種に属する。

表示亜種 arsakia ♀ (台湾)
亜種arsakiaの分布:沖縄、台湾→♂
他亜種 silhetana 分布:北東インド、シッキム、ミャンマー、タイ、ラオス→♂、ベトナム

低地から低山地、1,200m程度の中山地に多いが、場所によって1,900m程度の高地にも生息する。村落付近の草地や、山地の樹林地近辺の草地などで飛翔していたり、吸蜜していたりする。
♀も♂と同様な環境で見られる。飛翔は緩やかで、色彩が♂より顕著に淡色に見える。♀は♂より見かける機会は少ない。

♀は♂より大型で、翅型は幅広になる。♀の翅表の地色は淡黄色で、♂よりかなり淡色。翅表外縁黒帯は幅広く発達する。前翅外縁の黒帯は幅広く、♂と異なって第1室の黒帯は内側に向かって強く張り出す。後翅表面の外縁黒帯は強く発達し、台湾産キチョウ属中最大になる。
♀の翅裏の地色は淡黄色で、斑紋の発達は弱く淡色になる。