ネッタイオオミスジ♂ (タイ) Athyma nefte asita
Color Sergeant (Thailand)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、マレー半島、大スンダ列島
記録:2016/3/12
場所:チェンダオ、タイ (Chaing Dao, Thailand)
Color Sergeant (Thailand)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、マレー半島、大スンダ列島
記録:2016/3/12
場所:チェンダオ、タイ (Chaing Dao, Thailand)
♂♀異斑。♂の斑紋は黒地に白斑帯からなるミスジ型。亜種間の斑紋の差異は大きい。
表示亜種 asita ♂ (タイ)
低地から低山地に生息地が多いが、1,200m程度の中山地でも見られる。♂は山間部の村落周辺や、樹林地の林縁でテリを張ったり飛翔していたりする。吸蜜にくる個体は観察していない。渓流沿いでも見られ、吸水に訪れる。動物性ベイトに誘引される。
♂の飛翔は速くなく、飛び出しても遠くまで飛び去ることは少ない。飛翔中は黒っぽく見え、近くでは赤斑が目立つ。
タイやラオスでは、マレーシロオオミスジ(A. pravara)やタイワンイチモンジ(A. cama)と混生する。生態はそれぞれ類似する。樹林地で生息範囲は広く、個体数は少なくない。
本亜種asitaの♂翅表の地色は黒色で、ミスジ斑は白色で明瞭である。前翅中室の白線条は先端で2個の白斑に分かれる。また、本亜種♂の前翅翅頂部には赤い斑紋が明瞭に現われる。
タイワンイチモンジのタイ、インドシナ亜種と類似する。本亜種♂の後翅表面亜外縁部の白斑列は明瞭でミスジ型の斑紋構成であるが、タイワンイチモンジの亜種では不明瞭になる弱ミスジ型である。また、前翅頂部の3つの白斑は、本種ネッタイオオミスジでは3つとも大きいが、タイワンイチモンジでは下部の1つが小さくなる。
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