タイワンアサギマダラ♂ (台湾) Parantica swinhoei swinhoei
Swinhoe's Tiger (Taiwan)
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
Swinhoe's Tiger (Taiwan)
種分布:インド、中国、台湾、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム
記録:2018/4/4場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♂♀類似斑。♂は後翅裏面の肛角部に黒い斑紋がある。
表示亜種 swinhoei ♂ (台湾)
亜種swinhoeiの分布:台湾
1,000m前後の低山地に棲息し、主に樹林地で見られる。林縁を飛翔したり、吸蜜したりする。渓流沿いの飛翔も見られ、吸水に現われる。動物性ベイトに誘引される。
アサギマダラ(Parantica sita)と混棲し、アサギマダラと同様に飛翔は緩やか。飛翔中の区別は難しい。個体数は本種タイワンアサギマダラの方が少ない。特に、インドシナ以南の亜種は、アサギマダラに比べて少ない。
翅表の地色は前翅で黒色、後翅は茶褐色。前後翅にアサギマダラ型の淡水色斑が配列する。
翅裏の地色は翅表と同様であるが、全体に明るさが増す。斑紋構成も翅表と同様であるが、後翅裏面の外縁と亜外縁の白色斑列は、翅表より明瞭に現われる。
アサギマダラと類似する。アサギマダラは翅形が大きく、前翅先端が張り出す。本種タイワンアサギマダラは少し小型で、前翅が張り出さない。淡水色斑は、前後翅共に本種タイワンアサギマダラの方が発達が弱い。このため、外観はアサギマダラの方が水色が強い印象を受ける。なお、台湾亜種では、タイワンアサギマダラの腹部は赤褐色で、アサギマダラの腹部は黒褐色。腹部色で容易に区別できる。
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