クモガタシロチョウ♂ (台湾) Appias indra aristoxemus
Plain Puffin (Taiwan)
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
Plain Puffin (Taiwan)
種分布:北インド、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、北・西ボルネオ、スマトラ、ジャワ
記録:2018/4/8場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♀の亜種間変異は大きい。台湾亜種では♂♀異斑。♀は後翅表面外縁の黒縁が太く現れる。
表示亜種 aristoxemus ♂ (台湾)
亜種aristoxemusの分布:台湾
他亜種plana 分布:マレー半島→♂、北・西ボルネオ、南スマトラ
他亜種plana 分布:マレー半島→♂、北・西ボルネオ、南スマトラ
低地から1,000m程度の低山地に棲息地が多く、所により1,500m程度の中山地で見られる。主として樹林地の林縁を飛翔したり、吸蜜にきたりする。渓流沿いでも見られ、吸水に集まったり、動物性ベイトに誘引される。
飛翔はシロチョウ類にしては速く、飛翔中は白っぽく見える。草地というより樹林近辺で見られることが多い。
台湾ではウスムラサキシロチョウ(Cepora nadina)と混棲するが、ウスムラサキシロチョウは渓流沿いで、本種クモガタシロチョウは樹林側に多い印象がある。個体数はウスムラサキシロチョウの方が多いが、本種も少ない種類ではない。
♂の翅表の地色は白色。前翅翅頂部から外縁にかけて大きな黒帯が配置し、黒帯の中の亜翅頂部に白斑が配置する。後翅表面の地色は前翅に比べやや淡黄色味を帯びる。外縁の各室に小黒点が不鮮明に現われ、その内の第6、7室では細黒縁になる。
♂の前翅裏面の地色は白色。前翅表面と同位置に斑紋が現われるが、翅頂側は淡黄白色で、内側は黒色の縁取りになる。後翅裏面は、淡黄白色の地色に灰黒色の鱗粉が疎に散布し、濃淡によって雲形のように見える。台湾亜種では、後翅裏面中央に小黒点が現れる。
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