マクタシマジャノメ♂ (ボルネオ) Ragadia makuta umbrata
Malayan Ringlet (Borneo)
種分布:タイ半島部、マレー半島、大スンダ列島

記録:2019/3/14
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

210503Eb01SW
マクタシマジャノメ♂ 表面 (ボルネオ)

210503Eb02SW
マクタシマジャノメ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。斑紋の差異は少ないが、♀は翅型が丸味を帯びる。

表示亜種 umbrata ♂ (ボルネオ)
亜種umbrataの分布:ボルネオ

低地から900m程度の低山地に生息し、より高標高側では少なくなる。主に樹林内の日陰で飛翔したり、草本の葉に静止していたりする。渓流沿いでは見られず、吸水や動物性ベイトに誘引された例も観察していない。
飛翔は緩やかで弱々しく、主に低位置が生活圏である。飛翔中は灰色に見え、地表近くの枝間や草本間にいるので見失いやすい。
ボルネオでは、オルセイスコジャノメなど樹林内の種類と混生する。両種共に似たような生態を示す。生息地は限定的であるが、生息地では個体数は少なくない。

翅表の地色は灰褐色で、前翅前縁基部に淡黄白色の隆起部がある。前後翅にかけて灰白色の斜帯が3本配置する。また、前翅亜外縁には白帯が配置し、その内側に白色で縁取られた眼状紋が配列する。後翅表面の亜外縁にも白帯が配置し、その内側に白帯があり、内部に灰色の眼状紋が配列する。
翅裏の地色は黒褐色。斑紋構成は翅表と殆ど同じであるが、斜帯は黄白色で地色との対照は明瞭である。また、配列する眼状紋は明瞭に現われ、中央紋は銀青色になる。