ヤーヌコイナズマ♂ (ラオス) Tanaecia jahnu jahnita
Plain Earl (Laos)
種分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム
記録:2017/1/6
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
Plain Earl (Laos)
種分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム
記録:2017/1/6
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
♂♀異型、異斑。♀の前翅表面には灰白斑が現われる。
表示亜種 jahnita ♂ (ラオス)
亜種jahnitaの分布:インド、ミャンマー、タイ、ラオス→♀
低地から700m程度の低山地に棲息地が多く、主に樹林地で見られる。林縁の葉でテリを張ったり、地表に静止していたりする。渓流沿いでは見られず、吸水や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。♂♀共に林内の落下した腐果やパイナップルトラップに誘引される。
飛翔は速くなく、地表付近の低位置を滑空するように飛翔することが多い。飛翔中は黒褐色に見える。アオヘリコイナズマやミドリイナズマと混棲し、同所的に見られる。これらの種類とは生態も類似する。アオヘリコイナズマ♂とは、飛翔中でも翅表の青白色帯の有無で区別できる。ミドリイナズマ♂は直線的でより力強く飛翔することから、本種と区別できることが多い。
棲息地は広くないが、個体数は少なくない。
♂の翅表の地色は黒褐色。前後翅を通じ、外中央と中央に黒斑からなる線条がそれぞれ縦に配置する。また、内中央から基部では、黒線で囲まれた褐色斑が複数配置する。
♂の翅裏の地色は黄茶色で、前翅上方中央は橙色を帯びる。前後翅を通じ、黒斑が線状に配列し、内中央から基部では褐色斑が配置する。斑紋構成は翅表と同様であるが、地色が異なるため斑紋は明瞭で、印象は全く異なる。
♂の翅裏の斑紋はアオヘリコイナズマと類似するが、アオヘリコイナズマにみる翅頂付近の淡白緑色部は本種では現れず、また翅表の斑紋は異なるため同定は容易。
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