アッサミナミイチモンジ♂ (マレー半島) Athyma assa gynea
種分布:マレー半島、ボルネオ、スマトラ
記録:1993/9/29
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
種分布:マレー半島、ボルネオ、スマトラ
記録:1993/9/29
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
♂♀異斑。従来、タイワンイチモンジの亜種とされていたが、ボルネオでは本種アッサミナミイチモンジとタイワンイチモンジは混生し、別種であるとされる。
表示亜種 gynea ♂ (マレー半島)
亜種gyneaの分布:マレー半島
他亜種 pseudocama 分布:ボルネオ→♂
他亜種 pseudocama 分布:ボルネオ→♂
800m程度の低山地で記録している。主に樹林地で見られ、林縁を飛翔したり、木の葉に静止したりする。渓流沿いでも見られ、動物性ベイトに誘引される。
飛翔は速くなく、地表付近を滑空するように飛翔することが多い。ネッタイオオミスジ(A. nefte)やモーリフタオチョウ(Polyura moori)と混生し、♂は同所的に吸水する。ネッタイオオミスジとは形態、生態共に類似するので、吸水中の区別は難しい。個体数は本種アッサミナミイチモンジが一番少ない。
♂の翅表の地色は黒褐色で、白線条からなる明瞭なミスジ型。前翅中室の白線条は端部でくびれるが、不連続にならない。前翅翅頂付近に小橙斑を現わす。後翅表面の中央条は、前縁の白色から基部に向かって薄青色まで変化するが、斜めから見ると薄赤味を含む弱い幻光を放つ。後翅外中央の白線条は明瞭で、各翅脈により白斑列に分割される。
♂の翅裏の地色は茶褐色で、第1b室は黒色味を帯びる。斑紋構成は翅表と殆ど同じであるが、前翅第1b室には黒褐色斑が配置する。前翅翅頂部からは灰白色の線条斑が亜外縁に配置し、翅表に見る橙色は現れない。後翅裏面の基部には灰白斑がある。
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