タイワンタイマイ♂ (台湾) Graphium cloanthus kuge
Glassy Bluebottle (Taiwan)
場所:霧社、台湾 (Wushe, Taiwan)
Glassy Bluebottle (Taiwan)
種分布:ヒマラヤ、南中国、台湾、北ミャンマー、北インドシナ、スマトラ
記録:2019/7/8場所:霧社、台湾 (Wushe, Taiwan)
♂♀類似斑。後翅内縁に折り返し部があり、♂はここに白毛があるが♀にはないことで区別できる。
表示亜種 kuge ♂ (台湾)
亜種kugeの分布:台湾
台湾中部の400~1,000m程度の低山地に棲息し、樹林地の林縁や林道を飛翔したり、吸蜜に訪れたりする。渓流沿いでも見られ、吸水に現われる。動物性ベイトに誘引される。
飛翔は速く、飛翔中は水色が目立つ。アオスジアゲハと混棲し、飛翔中の外観や生態は類似する。また、ミカドアゲハやツマベニチョウとも混棲し、同所的に吸水する。個体数は本種タイワンタイマイが最も少ない。
生活圏は広くなく、平地では見られない。第1化の春型は4月ごろから発生し、夏型は10月頃まで見られる。
翅表の地色は黒色で、前後翅を通じ中央に太い青黄緑色帯が配置する。前翅の青黄緑色帯上部は同色斑に分かれ、モザイク状を呈する。後翅表面の亜外縁には青黄緑色斑が配列し、第3脈の延長上に尾状突起がある。
翅裏の地色は黒色。斑紋構成は翅表と同様な太い青黄緑色帯が配置するが、前翅亜外縁に不鮮明な灰線条が配置する。後翅裏面の青黄緑色帯基部側の第6、7室に暗赤線条が配置し、青黄緑色帯の外側第2~4室に暗赤線条が配置する。また、肛角部の第1a、1b室にも暗赤線条が配置する。
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