チビコムラサキ♂ (ボルネオ) Rohana parisatis borneana
Siamese Black Prince (Borneo)
種分布:南インド、アッサム、シッキム、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2019/7/19
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)
Siamese Black Prince (Borneo)
種分布:南インド、アッサム、シッキム、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2019/7/19
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)
♂♀異斑。小型種。
サバでは1,000m前後の低山地に棲息地が多く、キナバル山麓の1,600m程度の高地で棲息を確認している。インドシナよりやや高標高側に棲息している印象がある。
棲息地の環境は、タイ、ラオスの亜種と大差ない。樹林地で林縁の低位置を飛翔していたり、渓流沿いで吸水や動物性ベイトに誘引される。
サバではキナバルオナガタイマイやボルネオメスシロキチョウが吸水に現われる場所で本種の吸水も見られ、インドシナでは見られない光景になる。本種の個体数は少なくない。
ボルネオ亜種borneanaは、タイ、ラオスの亜種pseudosiamensisと類似する。♂の翅表は差異がないが、ボルネオ亜種の前翅裏面の前縁下方の白線条はより明瞭に現われ、さらに下方まで現れることが多い。また、後翅裏面基部の亜基部の小黒点は、タイ、ラオス亜種では2個等大であるが、ボルネオ亜種では1個だけか2個あっても内1個が大きい。
コメント