スジグロトガリシロチョウ♂ (ランカウイ) Appias olferna olferna
Striped Albatross (Langkawi)種分布:バングラデッシュ、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島、スマトラ、西ジャワ、フィリッピン
記録:2015/1/14
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)
♂♀異斑。♀の翅表は黒色部が拡大する。
表示亜種 olferna ♂ (ランカウイ)
亜種olfernaの分布:バングラデッシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ランカウイ、マレー半島→♀、スマトラ、西ジャワ
低地に生息地が多く、標高が高くなると見かけなくなる。典型的なオープンランドの蝶で、人家の庭、路傍などでよく見かける。また、樹林地附近の草地で飛翔したり、吸蜜にきたりする。渓流沿いでも見られ、吸水に現われる。動物性ベイトに誘引される。ただ、樹林地では見かける機会は少ない。
飛翔は速く、飛翔中は白っぽく見える。タイワンスジグロチョウやカワカミシロチョウなど白系のシロチョウと混生し、生態も類似する。本種の個体数は少なくない。
ラオスでは寒期の1月でも記録があるので、殆ど年間を通じて発生するものと思われる。
♂の翅表の地色は白色で、前翅前縁に黒色燐がまばらに散布する。また、前翅翅頂部から外縁にかけて黒色部があり、内部の各室に白斑が配置する。後翅表面外縁の翅脈付近に黒色斑が並び、全体として山型の黒斑列になる。
♂の翅裏の地色は白色で、前翅裏面の黒斑配置は翅表と類似するが、翅脈は灰黒色になり白色部は拡大する。後翅裏面の翅脈は灰黒色線になり、中室下部と第7室周囲はやや幅広の灰黒色線条になる。なお、裏面の灰黒色部は変化が大きく、乾季型は減退することが多い。
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