ナラダコノハシジミ♀ (ラオス) Amblypodia narada taooana
Blue Leaf Blue (Laos)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2017/1/7
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)

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ナラダコノハシジミ♀ 表面 (ラオス)

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ナラダコノハシジミ♀ 裏面 (ラオス)


♂♀類似斑。♀の前縁から外縁にかけての黒縁は、♂より幅広い。

表示亜種 taooana ♂ (ラオス)
亜種taooanaの分布:ミャンマー、タイ、ラオス→♂

低地から500m前後の低山地に棲息地が多く、標高が高くなると見かけなくなる。主に樹林地に棲息し、林縁の木の葉や地面に静止している。
♀も♂と同所的に棲息する。♀の採集例は1個体しかないが、採集時は♀と認識できなかった。現地で生態から♂♀の区別は難しい。
個体数は多い種類ではない。♀は見かける機会は少ない。

♀の翅表の斑紋構成は♂と類似するが、前翅翅頂部を中心とし前縁と外縁の黒帯が♂より幅広くなる。後翅表面でも内縁から外縁の黒帯は♂に比べて幅広になる。♂の後翅では、特に外縁の黒帯の幅は細くなるが、♀では一定の幅を有する。
♀の翅裏の斑紋は♂と類似するが、個体変異が大きい。