タイワンモンキアゲハ♀ (ボルネオ) Papilio nephelus albolineatus
Black and White Helen (Borneo)
種分布:アッサム、シッキム、ネパール、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島

記録:2018/2/28
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

190213Eb01SW
タイワンモンキアゲハ♀ 表面 (ボルネオ)

190213Eb02SW
タイワンモンキアゲハ♀ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。亜種 albolineatusは、前翅の白斑が最も発達する亜種。シロオビモンキアゲハともよばれる。

表示亜種 albolineatus ♀ (ボルネオ)
亜種albolineatusの分布: ボルネオ→♂、スマトラ
他亜種1 chaon 分布:アッサム、シッキム、ネパール、ミャンマー、タイ、ラオス→♂, →♀、ベトナム
他亜種2 sunatus 分布:マレー半島→♂, →♀

ボルネオでも標高1,000m以下の低山地に生息し、高地側では見られなくなる。生態は渓流沿いで多く見られるインドシナと異なり、樹林地が好適地で、林縁や林道を飛翔したり、吸蜜に訪れる。
♀も♂と同所的に生息する。♀の生態は♂と類似し、生態から♀を区別することは難しい。
♀を見かける機会は♂より少ない。

♀の翅表の地色は黒色。斑紋構成は♂と同様であるが、♀の白斑の出現は♂より強く、前翅表面の第1a、1b室と後翅表面の第1a、1b室に白斑が追加で現れる。
♀の翅裏の地色は黒色で、斑紋構成は翅表と同様である。