ツマベニチョウ♀ (ボルネオ) Hebomoia glaucippe borneensis
Great Orange Tip (Borneo)
種分布:インド、南中国、台湾、日本南九州以南、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2019/7/25
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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ツマベニチョウ♀ 表面 (ボルネオ)

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ツマベニチョウ♀ 裏面 (ボルネオ)


♂♀異斑。ボルネオ亜種の♀は特異で、前翅翅頂部の赤色斑は消失するか極めて弱くなる。

表示亜種 borneensis ♀ (ボルネオ)
亜種borneensisの分布:ボルネオ→♂
他亜種1 glaucippe 分布:南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス、ベトナム
他亜種2 javanensis 分布:ジャワ、バリ→♂
他亜種3 celebensis 分布:スラウェシ→♀

低地から1,000m以下の低山地に生息地が多く、高標高地では見かけなくなる。
♀も♂と同所的に生息する。♂は飛翔中に赤色が目立つが、♀は赤色が見えず大きなシロチョウに見える。初見では種名がわからなかった。観察は1例しかないが、林縁の道沿いの低い位置を飛翔していた。
♀は♂より見かける機会は少ない。

ボルネオ亜種♀の翅表の地色は白色で、前翅の斑紋構成は♂と同様であるが、赤色部は淡黄白色~白色になる。後翅表面では、外縁に大きな山型黒斑が配置し、その先に黒斑が配列する。
翅裏の地色は白色で、斑紋構成は♂と殆ど同じであるが、全体に淡灰色味を帯びる。