フチグロヒョウモン♂ (ラオス) Phalanta alcippe alcippoides
Small Leopard (Laos)
種分布:北インド、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア
記録:2019/5/16
場所:タボック、ラオス (Thabok, Laos)
Small Leopard (Laos)
種分布:北インド、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア
記録:2019/5/16
場所:タボック、ラオス (Thabok, Laos)
♂♀類似斑。小型種。ヒメウラベニヒョウモンともよばれる。
表示亜種 alcippoides ♂ (ラオス)
亜種alcippoidesの分布:北インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、パラワン
他亜種 celebensis 分布:スラウェシ→♂
他亜種 celebensis 分布:スラウェシ→♂
低地から500m以下の低山地に生息地が多く、標高が高くなると見かけなくなる。主に自然林で見られ、林縁の葉に静止していたりする。渓流沿いでも見られ、吸水に集まる。動物性ベイトに誘引される。
小型種で、飛翔は速くない。飛翔中は茶褐色に見える。ラオスでは、渓流脇でゴマフフタオチョウやタイワンモンキアゲハなどと同所的に吸汁に現われたが、本種は散発的に見られた。時期によって個体数にムラがあるようで、2~3月の乾季では多くなかった。
翅表の地色は茶橙色で、斑紋構成は黒斑が多数配置するヒョウモン型。前後翅にわたり、前翅翅頂部から外縁に明瞭な黒帯が縁取る。また、前後翅にわたり、亜外縁に黒線条斑が配置する。前翅中室端にやや太い黒斑が現われる。
翅裏の地色は淡茶橙色。斑紋構成は翅表と類似するが、色は灰茶褐色で全体に翅表より淡色になる。前翅裏面の亜外縁第1b室の黒斑は大きくて目立つ。
ウラベニヒョウモンと類似するが、本種は小型で外縁の縁取りが太くなることから、区別は難しくない。
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