シロモンルリマダラ♂ (マレー半島) Euploea radamanthus radamanthus
Magpie Crow (Malay Peninsula)
種分布:ネパール、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島、大スンダ列島
記録:1989/3/25
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
Magpie Crow (Malay Peninsula)
種分布:ネパール、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島、大スンダ列島
記録:1989/3/25
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
♂♀類似斑。中型種。
低地から500m程度の低山地に棲息し、樹林地の林縁を飛翔していたり、渓流沿いで吸水に集まったりする。動物性ベイトに誘引される。パイナップルトラップに誘引された例は見ていない。
緩やかに飛翔し、前翅の白紋がよく目立つ。飛翔中でも、この白斑だけで本種と認識できる。ただ、オオムラサキマネシアゲハのモデルにもなっており、類似するので注意を要するが、こちらは個体数が圧倒的に少ない。本種は棲息範囲が広く、個体数も多い。
♂の前翅表面の地色は濃紫色で、中室端と外縁に明瞭な白斑がある。また、外縁に淡紫白点が並ぶ。♂は前翅表面の第1b室に淡紫白色の性斑があり、輪郭は明瞭である。♂の後翅表面上方の灰褐色の光沢部は広く、中室全室から第4室基部まで広がる。その中に灰白色の性斑があり、第7室基部から中室上部にわずかにかかる。また、灰褐色の光沢部以外の地色は暗紺色で、外縁に淡紫白点が並ぶ。さらに基部側第1a室~第3室に楕円状白斑が配置する。
♂の翅裏の地色は黒褐色。前翅裏面には第1b室基部近くに灰白色の性斑があり、この上部で表面とほぼ同位置にも灰褐色の性標がある。それ以外は表面の斑紋と殆ど同じであるが、中室端部の白斑下に白斑が1個加わる。後翅裏面には中央部に白線条や小白斑が散在し、表面と同様に外縁に淡紫白点が並ぶ。
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