パーシミリスウラナミジャノメ♂ (ラオス) Ypthima persimilis persimilis
Phu Kha Fivering (Laos)
種分布:ブータン、シッキム、ミャンマー、北タイ、ラオス、北ベトナム
記録:2018/3/22
場所:プーサムスン、ラオス (Phou Samsoum, Laos)
Phu Kha Fivering (Laos)
種分布:ブータン、シッキム、ミャンマー、北タイ、ラオス、北ベトナム
記録:2018/3/22
場所:プーサムスン、ラオス (Phou Samsoum, Laos)
♂♀類似斑。高地性の大型種。オオコモンウラナミジャノメともよばれる。
表示亜種 persimilis ♂ (ラオス)
亜種persimilisの分布:ブータン、シッキム、ミャンマー、北タイ、ラオス、北ベトナム
ラオスでは2,000m程度の高地に棲息し、低標高側では見られない。主に原生林の樹林内で見られ、林縁を飛翔したり葉上に静止していたりする。渓流沿いでは見られず、吸水個体は観察していない。動物性ベイトに誘引されない。
ウラナミジャノメ属の種類にしては飛翔は速く、飛び立つと林縁の上方に飛び上がる傾向があり、地表近くを飛ぶ同属他種と異なる印象がある。ラオスのプーサムスンでは3月末で見られたが、他の時期では観察していない。発生時期には必ずしも稀でないが、棲息地と時期が限定されるので採集し難い種類である。コンフューザウラナミジャノメなど他の高地性ウラナミジャノメの種と同所的に混棲するが、本種と同時期には見ていない。
翅表の地色は褐色で、前後翅共に外縁に濃褐色帯が縁取る。前翅中室端に大きな眼状紋が配置する。後翅表面の亜外縁第2、3室に小眼状紋を現わす。また、翅表のほぼ全面に黄色の短毛が散布する。
翅裏の地色は淡灰色で、細い褐色線条が密に配置する。前翅裏面の中室端に大きな眼状紋が配置する。後翅裏面外中央に眼状紋が5個配置するが、乾季型では減退し殆ど消失する個体もある。
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