ツバメシジミ♂ (ラオス) Everes argiades diporides
Short-Tailed Blue (Laos)
種分布:ヨーロッパ、北東インド、中国、台湾、日本、ミャンマー、タイ、ラオス
記録:2017/5/18
場所:ポーンサワン、ラオス (Phonsavan, Laos)
Short-Tailed Blue (Laos)
種分布:ヨーロッパ、北東インド、中国、台湾、日本、ミャンマー、タイ、ラオス
記録:2017/5/18
場所:ポーンサワン、ラオス (Phonsavan, Laos)
♂♀異斑。日本にも分布するツバメシジミであるが、日本産とは別亜種とされる。本亜種diporidesを別種とする説もある。
表示亜種 diporides ♂ (ラオス)
亜種diporidesの分布:北東インド、中国、ミャンマー、タイ、ラオス
ラオスでは1,000m前後の疎林地で棲息を確認している。疎林内の下草を飛翔したり、草本に静止していたりする。疎林内以外では見られず、吸水や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は緩慢で、弱々しい。飛翔中は灰白色に見え、目立たない。日本のツバメシジミは翅裏の白色が目立ち、小型種ながら陽光下でも存在感があるが、本亜種は林内の日陰で見られることが多い。
棲息地は局地的で、個体数は少ない。ラオスは本種の南限付近であると思われ、棲息地は限定されるものと想定している。
♂の翅表の地色は暗水色で、前翅外縁の黒褐色縁取りは太く、内側の翅脈は黒褐色味を帯びる。また、前翅中室端に短黒褐色線条が現れる。後翅前縁から外縁にかけて黒褐色縁取りがあり、第1a~室5室では斑紋状になり、第2、3室斑は明瞭である。第2脈の先に細い尾状突起がある。
♂の翅裏の地色は灰白色。前後翅を通じ外縁と亜外縁に不鮮明な黒斑列があり、後翅第2~4室では赤斑を伴い、第2、3室の黒斑は明瞭である。また、前後翅を通じ外中央に鮮明な黒斑列が配列し、前翅では円弧状に、後翅では第2~5室斑は円弧から外れる。後翅亜基部にも黒斑がある。
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