タイワンミスジ♂ (台湾) Neptis nata lutatia
Sullied Brown Sailor (Taiwan)
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
Sullied Brown Sailor (Taiwan)
種分布:インド、ミャンマー、タイ、ラオス、台湾、マレー半島、スンダ列島
記録:2017/5/23場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♂♀類似斑。♀はやや大型で、翅型が丸味を帯びる。
翅表の地色は黒褐色。斑紋は一般的なミスジ型であるが、一般に翅表の白帯は細く、白斑の出現は弱い。
前翅裏面中室白条先端の3角斑は、先端が細く長く伸びる。後翅裏面基部前縁の白条と亜基部白条は、共に明瞭に現われる。
台湾亜種lutatiaでは、他の台湾産小型ミスジチョウ4種と類似する。本亜種の翅形はやや幅広く丸みを帯び、翅表の白帯は細く、白斑は小さく、この点で台湾産の他の小型ミスジチョウと区別できることが多い。ただし、白帯の幅と白斑の大きさは変異が大きい。前翅表面の中央斑列中の第3室の白斑は他の白斑に比べ特に小型である。
翅裏の地色はコミスジ、スズキミスジよりさらに濃いチョコレート褐色であるが、変異の幅は広い。後翅裏面の中央白帯と外側白帯の両端の幅の差は、スズキミスジよりさらに少なく、ほとんど等幅に近くなる。
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