ビロードムラサキタテハ♀ (ボルネオ) Terinos terpander terpander
Royal Assyrian (Borneo)
種分布:南ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2018/3/2
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
Royal Assyrian (Borneo)
種分布:南ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2018/3/2
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
♂♀異斑。♂は、前後翅の表面に大きなビロード状性斑を現す。
低地から800m程度の低山地に生息地が多く、高標高側では見かけなくなる。村落から森林性よりの種類で、林縁や林道で緩やかに飛翔する姿が見られる。
サバでは林縁近辺の草地で飛翔したり、草本上に静止していたりする。陽光下で緩やかに飛翔し、飛翔中は茶褐色~橙色に見え、警戒色を示している。フチグロミナミヒョウモンやウスイロネッタイヒョウモンと混生するが、個体数は本種の方が少ない。
♀の翅表の地色は茶褐色で、前翅中央から亜基部付近まで、翅裏の淡褐色線条斑が透けるように現れる。後翅表面の外縁から亜外縁には、淡橙褐色部が広がる。淡橙褐色部の内側は淡紫色が付随する。
♀の翅裏の地色は茶褐色で、前翅翅頂部前縁に灰白色斑が現われる。前後翅を通じ、灰白色線条斑が中央から基部まで縦に配置する。後翅裏面では、中央に褐色斑が縦に配列し、亜外縁に山型の白色斑が配列する。
採集時の個体は、♂♀共に翅表の橙褐色部の色が鮮やかで茶褐色部との対照が美しいが、標本にすると鮮やかさが失せる。
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