コアスペスコモンマダラ♂ (南スラウェシ) Tirumala choaspes choaspes
Sulawesi Blue Tiger (Sulawesi)
種分布:スラウェシ、スラ島の特産種

記録:2018/2/19
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

190113Eb05SW
コアスペスコモンマダラ♂ 表面 (南スラウェシ)

190113Eb06SW
コアスペスコモンマダラ♂ 裏面 (南スラウェシ)


♂♀類似斑。♂は後翅に性標がある。♀は翅形がやや丸みを帯びる。

表示亜種 choaspes ♂ (南スラウェシ)
亜種choaspesの分布:南スラウェシ

平地から低山地に棲息地が多い。村落近辺の2次林や自然林で見られ、木の葉に静止していたり、林縁を飛翔したりする。渓流沿いでは見られず、吸水や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は緩やかで、飛翔中の印象は黒に白斑が混ざるリュウキュウアサギマダラ型である。ユベンタヒメゴマダラなど類似斑の種類と混棲するが、本種の個体数は少ない方に属す。

翅表の地色は黒色で、前後翅に淡灰白斑と線条が多数配置する。斑紋構成はコモンマダラ型であるが、前翅では中央斑列、後翅では中室斑と付近の斑紋は大きく、翅表全体では内側が白っぽく見える印象を受ける。
翅裏の地色は黒色で、翅表よりやや淡色になる。翅裏の斑紋は翅表と殆ど同様である。