ツマムラサキマネシヒカゲ♂ (ラオス) Elymnias saueri saueri
Dried-Leaf Palmfly (Laos)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島
記録:2016/3/20
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
Dried-Leaf Palmfly (Laos)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島
記録:2016/3/20
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
♂♀異斑。♀は翅表に灰白線条が現れる。
表示亜種 saueri ♂ (ラオス)
亜種saueriの分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島
主として低地の樹林地で見られる。自然林の林縁や渓流沿いを飛翔したり、吸水に現われたりする。動物性ベイトに誘引される。
飛翔は緩やかで、♂の飛翔中は暗紺色に見え、ルリマダラ類に擬態している。所によりマレラスマネシヒカゲと混棲するが、本種ツマムラサキマネシヒカゲの方がより樹林地側で見られる印象がある。個体数は本種の方がかなり少ない。
周年の発生時期は未確認であるが、ラオスのバンビエンでは、1~3月と9~10月に見られた。一般に棲息地は限定的で、個体数は少ない。
♂の翅表の地色は黒褐色。前翅表面では中央から外縁にかけて濃紺色が広がり、外中央に淡白青斑が縦に配列する。前翅翅頂部外縁に細い暗橙部が現れる。後翅表面は黒褐色の地色に加え、翅脈付近は暗橙色を帯びる以外は無紋。
♂の翅裏の地色は灰褐色で、前後翅を通じ黒褐色の微細な斑紋が網目状に配置する。また、♂の前翅後縁には、銀白色の金属光沢部が現われる。
マレラスマネシヒカゲと類似する。区別点はマレラスマネシヒカゲの項を参照。
コメント