オオキシタシロチョウ♀ (ボルネオ) Catopsilia scylla cornelia
Orange Emigrant (Borneo)
種分布:インド・オーストラリア地区に広く分布する。

記録:2017/2/27
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

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オオキシタシロチョウ♀ 表面 (ボルネオ)

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オオキシタシロチョウ♀ 裏面 (ボルネオ)


♂♀異斑。♂は、♀の前翅表面に見る黒斑を欠く。

表示亜種 cornelia ♀ (ボルネオ)
亜種corneliaの分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ランカウイ→♂、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、北フィリッピン、パラワン
他亜種 asema 分布:スラウェシ→♂、中央・南フィリッピン

♀も♂と同所的に生息する。♂と同様に開けた空間で見られ、生態も類似する。
飛翔は♂と同様に速い。飛翔中は濃黄色が目立ち♂と同じように見えるが、翅表の黒斑が見えると♂と区別できる。♀の個体数も少なくなく、♂よりやや少ない程度の印象がある。

♀の前翅表面の地色は白色で、♂と同様に前縁から外縁にかけて黒縁を現わすが、♂より幅広になる。また、亜外縁に黒斑が縦に配置する。後翅表面の地色は濃黄色で、翅脈上外縁に黒斑が現われ、外中央に不鮮明な黒斑が配置する。
♀の翅裏の地色は濃黄色。斑紋構成は♂と同様であるが、斑紋は♂より明瞭に現われる。特に、前翅中室端斑と後翅中央、内中央の斑紋列は♂より明瞭になる。