ブルガリスヒメゴマダラ♂ (ボルネオ) Ideopsis vulgaris interposita
Dark Blue Glassy Tiger (Borneo)
種分布:南ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、パラワン
記録:2017/9/8
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
Dark Blue Glassy Tiger (Borneo)
種分布:南ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、パラワン
記録:2017/9/8
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
♂♀類似斑。♀は♂と比較して翅形が丸味を帯び、前翅端の張り出しは弱い。
表示亜種 interposita ♂ (ボルネオ)
亜種interpositaの分布:ボルネオ
本種ブルガリスヒメゴマダラは、もともとリュウキュウアサギマダラの島嶼部における代置種であったが、北方に分布域を拡大し、現在ではマレー半島北部、タイ半島部、インドシナでリュウキュウアサギマダラと混棲する。
低地から標高1,000m以下の低山地に棲息地が多く、標高が高くなると少なくなる。樹林地で見られることが多く、林縁を飛翔したり、近辺の草本で吸蜜に来たりする。渓流沿いでは殆ど見られれず、吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体も観察していない。
飛翔は緩やかで、アサギシロチョウ♀などの擬態モデルになっている。ボルネオのサバではトラフマダラ等アサギマダラ属の種類と混棲する。よく似ているので生態から区別することは難しい。
棲息範囲は広く、本種の個体数は多い。
翅表の地色は黒色で、後翅はやや明色になる。リュウキュウアサギマダラに類似し、同様な淡水色斑紋が配置する。翅裏の地色は黒色で、後翅は褐色味を帯びる。翅裏の斑紋は翅表と同様であるが、ややぼやけて見える。
リュウキュウアサギマダラと類似する。リュウキュウアサギマダラと同様に、前翅前縁に青白色の細条がある。本種ブルガリスヒメゴマダラの中室端の青白紋の窪みは、リュウキュウアサギマダラの青白紋の窪みより大きい。また、前翅表面中央第2、3室の青白色斑は、本種では細長く内側で細くなるが、リュウキュウアサギマダラでは丸味を帯びた斑紋になる。
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