アングスタアマミウラナミシジミ♂ (北タイ) Nacaduba angusta albida
White Lineblue (North Thailand)
種分布:ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2013/10/31
場所:チェンダオ、タイ (Chaing Dao, Thailand)

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アングスタアマミウラナミシジミ♂ 表面 (北タイ)

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アングスタアマミウラナミシジミ♂ 裏面 (北タイ)


♂♀異斑。♀の前翅前縁と外縁には太い黒色の縁取りがある。

表示亜種 albida ♂ (北タイ)
亜種albidaの分布:ミャンマー、北タイ

標高数百m程度の低山地に棲息地が多く、標高が高くなると見かけなくなる。村落近くの草地や山間部の樹林地で見られる。草本に静止していたり、飛翔していたりする。吸水個体を観察しているが、渓流沿いで見かけることは少ない。
飛翔は緩やかで、飛翔中は灰白色に見える。小型種なので目立たない。草本付近で単発で見かけることが多い。稀な種類ではないが、多い種類でもない。小型のシジミチョウを意識して採集していないと見逃す。

♂の翅表の地色は淡紫水色で、前翅外縁には黒色の縁取りがある。後翅外縁には黒線条が縁取り、内側の各室には黒色斑が配置する。前後翅共に中央部に白斑が広く配置し、前翅中室端に水色の淡線条が現れる。また、前後翅共に裏面の黒褐色線条が透けるように薄く現われる。
♂の翅裏の地色は淡灰褐色で、前後翅の外縁は黒色線条が縁取る。また、前後翅共に外縁と亜外縁に淡黒色斑が配列し、各列の内側には灰白色線条が伴う。後翅第2室の黒斑は大きく青銀色線条が付随する。前翅中央に灰白色線条が複数配置し、後翅中央から基部まで灰白色線条が密に配置する。