オオクロボシセセリ♀ (台湾) Seseria formosana formosana
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
種分布:台湾特産種
記録:2018/4/6場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♂♀類似斑。色彩斑紋は♂♀同様で、♀は♂に比べてやや大形。翅形は幅広くなり、白紋は一般に大形となる。
表示亜種 formosana ♀ (台湾)
亜種formosanaの分布:台湾
台湾中部では標高1,000m以下の低山地に生息地が多い。樹林側で見られることは少なく、渓流沿い山道の留水で吸水していたり、渓流岸に散布した動物性ベイトに誘引された。
飛翔は速く、飛翔中は黒っぽく見える。吸水性が強いため、見かけるのは地表に止まっているときが多く、黒っぽいため時に蛾と間違える。所によりタイワンビロードセセリと同所的に吸水に現われる。両種共に黒っぽいが翅型が異なるので区別はつく。
埔里近郊の渓谷では多く見かける種類で、個体数は多い。
翅表の地色は茶褐色で、前翅中央に白斑列が斜めに配置する。白斑列のうち第2室の白斑が最も大きい。後翅の外縁は波型状。後翅中央に黒斑が円弧状に配列し、その内側は褐色毛が密生する。
翅裏の地色は茶褐色で、通常翅表より淡色になる。斑紋構成は翅表と同様であるが、後翅の黒斑列は翅表より目立つ。
他に類似斑紋の種類は見当たらないので、同定は容易である。
他に類似斑紋の種類は見当たらないので、同定は容易である。
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