ルテアイシガケチョウ♂ (ゲデ山) Cyrestis lutea lutea
Orange Straight-Lined Map (Laos)
種分布:ジャワ、バリ

記録:1995/6/10
場所:ゲデ山、ジャワ、インドネシア (Mt. Gede, Java, Indonesia)

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ルテアイシガケチョウ♂ 表面 (ゲデ山)

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ルテアイシガケチョウ♂ 裏面 (ゲデ山)


斑紋構成は♂♀同様であるが、♂♀で異色。♂が黄褐色、♀が白色の地色。イシガケチョウマエナリスイシガケチョウのジャワ、バリにおける代置種。

表示亜種 lutea ♂ (ジャワ)
亜種luteaの分布:ジャワ

低地から1,000m程度の低山地に生息地が多い。樹林地近辺や草地を飛翔したり、吸水に集まったりする。
飛翔は緩やかで、♂の飛翔中は黄橙色が目立つ。地表付近など低位置を飛翔することが多い。ジャワでは黄橙色のイシガケチョウ属の種類はいないので、♂は見間違えることはない。♂の個体数は少なくない。

♂の翅表の地色は黄橙色。斑紋構成はマエナリスイシガケチョウに類似するが、マエナリスイシガケチョウの線条は一般に太い。また、 後翅外中央・線条内の斑紋は本種では短線条に分かれるが、マエナリスイシガケチョウでは連続することが多い。
♂の翅裏の地色は黄橙色であるが、翅表より淡色になることが多い。斑紋構成は翅表と同様であるが、線条は細く不鮮明になる。