マレーシロオオミスジ♂ (ボルネオ) Athyma pravara pravara
Lance Sergeant (Borneo)
種分布:北インド、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島

記録:2018/2/27
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

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マレーシロオオミスジ♂ 表面 (ボルネオ)

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マレーシロオオミスジ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。♀はやや大形になり、翅形が丸味を帯びる。

表示亜種 pravara ♂ (ボルネオ)
亜種pravaraの分布:ボルネオ
他亜種 indosinica 分布:タイ→♂、ラオス→♀、ベトナム

ボルネオのサバでは、低地の樹林地に生息地が多く、林縁で静止しているところをよく見かける。カンワミスジなど、他のAthyma属の種類と混生し、同じ樹林地で見られる。
個体数は少なくないが、サバではネッタイオオミスジやカンワミスジより見かける機会は少ない。年間の発生時期は未確認であるが、サバでは2~3月に多く見られた。

ボルネオ亜種の斑紋構成は、タイ、ラオス等の亜種indosinicaと大差ないが、本亜種の前翅表面第2、3室の白斑は第2室の方がより小さく、亜種indosinicaより第3室の白斑との差が明瞭になる傾向がある。また、後翅裏面の2本の白帯間にある褐色斑列は、より不明瞭になる。