エグリゴマダラ♂ (タイ) Euripus nyctelius nyctelius
Courtesan (Thailand)
種分布:ヒマラヤ、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、フィリッピン

記録:2016/3/5
場所:チェンダオ、タイ (Chaing Dao, Thailand)

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エグリゴマダラ♂ 表面 (タイ)

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エグリゴマダラ♂ 裏面 (タイ)


♂♀異型・異斑で外観は全く異なる。♂の型は1種類であるが、♀はマダラチョウ類に擬態し、数種類の型がある。

表示亜種 nyctelius ♂ (タイ)
亜種nycteliusの分布:北インド、南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス→♀ f.euploeoides、ベトナム、カンボジア
他亜種 borneensis 分布:ボルネオ→♂, →♀ f.nyctelius

タイやラオスでは、標高500m以下の低地に生息地が多く、ところにより1,000以上の中山地でも見られるが数は少なくなる。
♂は樹林地で多く見られ、個体数は多い。動物性ベイトに集まる場合は、チャイロフタオと共に吸汁することが多い。ラオスでは寒期の1月でも見られたので、おそらく年間を通じて発生しているものと思われる。

本原名亜種nyctelius♂の斑紋構成は他亜種と大きな差異はない。本原名亜種♂の区別点は前翅表面外中央の白2重線条は上下で接する傾向があり、ボルネオ亜種borneensisのように明瞭に分離しない。また、本原名亜種の後翅表面外中央第6、7室の白2重線条も接する傾向があり、特に内側では融合する。この前後翅の白2重線条は、翅裏では顕著に融合しボルネオ亜種との差異は明瞭である。