アリタエウスムラサキシジミ♂ (ランカウイ) Arhopala alitaeus mirabella
Purple Broken-Band Oakblue (Langkawi)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ランカウイ、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、スラウェシ、フィリッピン

記録:2015/1/10
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)

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アリタエウスムラサキシジミ♂ 表面 (ランカウイ)

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アリタエウスムラサキシジミ♂ 裏面 (ランカウイ)


♂♀類似斑。♀の前翅表面前縁から外縁にかけての黒縁は幅広くなる。

表示亜種 mirabella ♂ (ランカウイ)
亜種mirabellaの分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ランカウイ

低地から低山地に生息地が多く、主に樹林地に生息する。樹林内の葉上を飛翔したり、静止していたりする。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は速いがパラパラと移動する感じで、葉上ですぐ静止する傾向がある。飛翔中は黒っぽく見える。ランカウイでは、アンフィムタムラサキシジミなどムラサキシジミ属の種類と混生する。本種はやや大きめの種類であるが、生態から区別することは難しい。
ランカウイでは珍しい種類ではないが、多い種類でもない。1月に発生を確認している。

♂の翅表は全面に暗紫色が広がる。前翅では前縁から外縁に黒縁が配置し、前縁の黒縁の幅は狭い。後翅表面では前縁に幅広い黒縁が配置し、外縁の黒縁に続く。第2脈の先に細長い尾状突起が伸びる。
翅裏の地色は淡茶褐色で、前後翅共に灰色で縁取られた茶褐色斑が多数配置する。後翅肛角部には明瞭な青色斑が配置し、部分的に黒点が含まれる。