ヤエヤマムラサキ♂ (スラウェシ) Hypolimnas anomala wallaceana
Malayan Eggfly (Sulawesi)
種分布:タイ半島部、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2018/9/11
場所:パル、スラウェシ、インドネシア (Palu, Sulawesi, Indonesia)

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ヤエヤマムラサキ♂ 表面 (スラウェシ)

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ヤエヤマムラサキ♂ 裏面 (スラウェシ)


♂♀異斑。個体変異の幅が大きいが、基本的に表面の地色は♂が濃褐色、♀は濃紫色である。

表示亜種 wallaceana ♀ (スラウェシ)
亜種wallaceanaの分布:スラウェシ、バンガイ、スラ
他亜種 anomala 分布:タイ半島部、マレー半島、ボルネオ→♂, →♀、スマトラ、ジャワ、バリ、フィリッピン

スラウェシでは、パルの標高900m程度の樹林地で生息を確認している。ココナッツ栽培地で、乾燥した2次林近辺を飛翔したり、葉先でテリを張っていた。生態はボルネオ等の原名亜種と同様である。
個体数は少ない種類ではないが、樹林内では見かけないので、ディクソニィアケボノアゲハなど自然林依存性の種類を狙って林内に入っていると、本種は見逃すことになる。

スラウェシ亜種♂翅表の地色は黒褐色で、ボルネオ等の原名亜種と同様に、前後翅共に外縁に沿って小白点が並び、外中央に少し大きい白点が並ぶが、外縁の小白点は原名亜種より明瞭に現われることが多い。加えて、本亜種の前翅表面中室端に、不鮮明な淡褐色帯が斜めに配置する。本斜帯は前翅裏面にも現われ、前翅斜帯より白色味が強くなる。