オナガアカシジミ♂ (ランカウイ) Loxura atymnus fuconius
Yamfly (Langkawi)
種分布:インド、スリランカ、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、ボルネオ

記録:2016/12/26
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)

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オナガアカシジミ♂ 表面 (ランカウイ)

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オナガアカシジミ♂ 裏面 (ランカウイ)


♂♀類似斑。♀は翅型がやや横長になる。

表示亜種 fuconius ♂ (ランカウイ)
亜種fuconiusの分布:タイ半島部、マレー半島、ランカウイ、ボルネオ
他亜種 continentalis 分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス

ランカウイでは民家近辺の低地でも見られ、林縁の樹木付近を飛翔したり、葉上に静止していた。キャメロンハイランドでは、19マイルなどの樹林地で見られ、樹林地近辺で多く見られた。所によりカシオペアオナガアカシジミと混生する。同じような生態なので、採集前に区別することは難しい。

本亜種の地色は、タイ、ラオス等の亜種continentalisに比べ濃色になり、後翅表面外縁に黒縁が明瞭になる傾向がある。また、本亜種の翅裏の淡褐色線条斑の出現は弱く、特に基部側の線条斑は目立たず、個体により消失する。