アペックスベニホシイナズマ♀ (ラオス) Euthalia apex indosinica
種分布:海南、ラオス

記録:2018/3/23
場所:ノーンペット、ラオス (Nongpet, Laos)

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アペックスベニホシイナズマ♀ 表面 (ラオス)

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アペックスベニホシイナズマ♀ 裏面 (ラオス)


♂♀異斑。♀は前翅表面に大きな白帯をもつ。

表示亜種 indosinica ♀ (ラオス)
亜種indosinicaの分布:ラオス→♂

ラオスで採集した2例しかデータはないが、標高1,100m程度の中山地で見られた。自然林内の日陰の林道に散布した動物性ベイトに誘引された個体。
飛翔中は♀も♂と類似する。♀は白斑が見えること、やや大型であることから区別できることが多い。観察した♀は♂同様に動物性ベイトに誘引された個体。同じ場所に現われた。一般に♀は動物性ベイトに誘引されることは少ないが、1例しかデータがないので、この個体がが特異なのか、本種の♀は誘引される傾向があるのか不明である。

♀の翅表の地色は黒褐色で、斑紋はベニホシイナズマと酷似する。区別点は、本種♂の項を参照。
本種の後翅表面と裏面の明瞭な赤紋は、前縁側の第5・6・7室に現れる3個のみであるため、本種後翅下部はベニホシイナズマよりすっきりした印象がある。本種の後翅裏面も同様にすっきりした印象を受ける。