ニシキキマダラタテハ♂ (スラウェシ) Cupha maeonides maeonides
種分布:スラウェシとその属島の特産種

記録:1995/6/15
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

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ニシキキマダラタテハ♂ 表面 (スラウェシ)

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ニシキキマダラタテハ♂ 裏面 (スラウェシ)


♂♀類似斑。斑紋の変異は小さく、斑紋から♂♀を区別することは困難。

表示亜種 maeonides ♂ (スラウェシ)
亜種maeonidesの分布:スラウェシ

低地から低山地に生息地が多く、村落近くの2次林や樹林地の林縁を飛翔したり、葉上に静止していたりする。
飛翔は速くなく、タイワンキマダラと類似した生態を示す。個体数は少なくないが、多くもない。年間の発生時期は未確認であるが、バンチムルンなど南スラウェシでは、2,6,12月に確認しているので、おそらく年間で発生しているものと思われる。

翅表の地色は茶褐色。前翅中央に太い橙色帯が弧状に配置し、橙色帯第1室に黒色斑が配置する。また、橙色帯の外側は黒色になる。後翅表面の中央から外縁にわたり、褐色の波状帯や斑紋列、橙色線条が複雑に配置する。
翅裏の地色は淡黄土色。斑紋構成は翅表と類似するが、前翅の弧状帯は淡色になり、後翅も褐色斑列を除き淡色になるので、外観の印象は翅表と大きく異なる。