タイワンキチョウ♂ (ラオス) Eurema blanda silhetana
Three Spot Grass Yellow (Laos)
種分布:インド、スリランカ、南中国、台湾、沖縄、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、モロ
ッカ、ニューギニア

記録:2019/2/24
場所:ナヒン、ラオス (Na Hin, Laos)

210414Eb21SW
タイワンキチョウ♂ 表面 (ラオス)

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タイワンキチョウ♂ 裏面 (ラオス)


♂♀類似斑。♂は、前翅裏面の基部に翅脈に沿う性標がある。

表示亜種 silhetana ♂ (ラオス)
亜種silhetanaの分布:北東インド、シッキム、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム
他亜種 arsakia 分布:沖縄、台湾→♂, →♀

村落近辺の2次林や樹林地の林縁などで飛翔していたり、吸水に現われたりする。ラオスでは、低山地から標高2,000m付近の高地まで見られ、垂直分布は広い。
所によりキチョウと混生する。飛翔中は同じように見え区別は難しい。個体数は本種の方が多い印象がある。

本亜種♂の前翅表面外縁第1室の黒帯は内側に向かって強く張り出さない。この点では台湾亜種arsakiaと同様である。
本亜種翅裏の暗色斑は発達する傾向があり、この点で台湾亜種と区別できることが多い。また、本亜種の前翅裏面翅端の暗色斑が発達する個体は、ニセキチョウと類似する。区別点は、本種前翅裏面中室の斑点は、一般に3個である。