トビイロベニホシイナズマ♂ (ボルネオ) Euthalia evelina magama
Red-Spot Duke (Borneo)
種分布:インド、スリランカ、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2020/3/9
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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トビイロベニホシイナズマ♂ 表面 (ボルネオ)

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トビイロベニホシイナズマ♂ 裏面 (ボルネオ)


大型種。本亜種♂♀の斑紋は類似する。

表示亜種 magama ♂ (ボルネオ)
亜種magamaの分布:ボルネオ
他亜種1 annamita 分布:北東タイ、ラオス→♂, →♀、ベトナム
他亜種2 compta 分布:タイ半島部、マレー半島→♀

ボルネオのサバでは、標高1,000m以下の低山地で生息を確認している。樹林地で見られ、林縁を樹木から離れず飛翔していることが多い。
個体数は多くない。

ボルネオ亜種♂翅表の地色は黒褐色で、ラオス亜種annamitaより黒色味が強い。また、前後翅中央の褐色帯はより明瞭で、前翅中室の黒色線条斑はより明瞭で赤色斑も明瞭になる。黒色線条斑周りの地色は、黒色味が強くなる。
本亜種♂翅裏の地色は緑色を帯びた灰白色で、ラオス亜種annamitaより白っぽく見える。また、翅裏の斑紋はより明瞭に現われる。