テダセキレイシジミ♀ (ボルネオ) Drupadia theda umara
Dark Posy (Borneo)
種分布:南ミャンマー、タイ、ラオス、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、スラウェシ、フィリッピン

記録:2018/9/25
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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テダセキレイシジミ♀ 表面 (ボルネオ)

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テダセキレイシジミ♀ 裏面 (ボルネオ)


♂♀異斑。♀の後翅表面肛角付近には灰白色斑が大きく現れる。

表示亜種 umara ♀ (ボルネオ)
亜種umaraの分布:ボルネオ→♂
他亜種 renonga 分布:タイ半島部、ランカウイ→♂, →♀

ボルネオ亜種の生息地も他亜種と同様で、低山地の自然林の疎林でよく見られる。陽射しが射し込む葉上で静止していたり、チラチラ飛翔したりする。
♀も♂と同所的に生息し、同じような生態を示す。

本亜種♀の前翅表面には、タイ、ラオス等の亜種fabriciiやマレー半島亜種の♀前翅中央の橙斑を欠き、殆ど無紋である。ただ、♀も個体により前翅に橙斑を現わすものがある。サバの山地で採集される♀は橙斑を欠くものが多い。また、後翅表面肛角付近には、前記両亜種より灰白色斑が大きく明瞭に現れる。