ポルスヒメチャバネセセリ♂ (タイ) Halpe porus porus
Moore’s Ace (Thailand)
種分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島
記録:2015/9/21
場所:ムアンガイ、タイ (Mueang Ngai, Thailand)
Moore’s Ace (Thailand)
種分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島
記録:2015/9/21
場所:ムアンガイ、タイ (Mueang Ngai, Thailand)
♂♀類似斑。♂の前翅表面には黒褐色の性標がある。
表示亜種 porus ♂ (タイ)
亜種porusの分布:北東インド、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、北ベトナム、マレー半島
低地から1,200m程度の中山地に生息地が多く、村落近くの樹林地から山地の渓流沿いで見られる。林縁の木の葉で静止していたり、吸水に来たりする。動物性ベイトに誘引される。
渓流沿いで吸水する個体や、動物性ベイトで吸汁する個体を見つけることが多い。飛翔は速く、飛翔中は黒褐色に見える。
生息範囲はやや広く、ヒメチャバネセセリ属 (Halpe)の種の中では個体数は多い。
翅表の地色は黒褐色で、前翅の中央部中室外側に明瞭な白斑が2個、中室中央に小白斑が2個現われる。また、中室端前縁側近傍に小白斑が3個配置する。前翅表面の基部側には黄褐色の毛束が現われる。後翅表面には中央に灰白色の不明瞭な斑紋があるが、他は無紋である。
翅裏の地色は黒褐色で、前翅基部側は黒色味が強くなる。前翅裏面の斑紋は、表面と同じ白斑に加え亜外縁に淡黄白斑が配列する。後翅裏面の斑紋は、中央部に大きめの淡黄白斑が帯状に並び、亜外縁に淡黄白斑点が並ぶ。また、基部側に不鮮明な淡黄白斑が配置し、各斑紋間に淡黄白の鱗粉が散布する。
ヒメチャバネセセリ属の各種は互いに類似するが、本種の後翅裏面の淡黄白斑は近似種より明瞭である。
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