キオビテングチョウ♂ (ボルネオ) Libythea myrrha borneensis
Club Beak (Borneo)
種分布:インド、西・南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、スンダ列島

記録:2019/7/17
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)

190918Eb17SW
キオビテングチョウ♂ 表面 (ボルネオ)

190918Eb18SW
キオビテングチョウ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。♀の翅形は多少丸味を帯び、斑紋はより発達する傾向がある。

表示亜種 borneensis ♂ (ボルネオ)
亜種borneensisの分布:ボルネオ
他亜種 sanguinalis 分布:北インド、西中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス、ベトナム

ボルネオのサバでは、標高1,000m前後の山地に生息地が多く、低標高側ではあまり見かけない。山道の留水で吸水していたり、地表に静止していたりする。動物性ベイトに誘引される。
飛翔は他亜種と同様で、地表付近をさ迷うように飛翔していることが多い。個体数は多くないが、生息地では少なくない。

ボルネオ亜種の斑紋は、タイ、ラオス等の亜種sanguinalisと大差ないが、本亜種の前翅翅頂部の突出はやや弱く、突出部は短く見える。また、本亜種後翅裏面の灰白色斑はより明瞭に現われる傾向がある。