タッパンルリシジミ♂ (ラオス) Udara dilecta gisca
Pale Hedge Blue (Laos)
種分布:シッキム、アッサム、ネパール、ミャンマー、南中国、台湾、南日本、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、スラウェシ、ニューギニア

記録:2019/5/30
場所:バン・ター、ラオス (Ban Tah, Laos)

200110Eb03SW
タッパンルリシジミ♂ 表面 (ラオス)

200110Eb04SW
タッパンルリシジミ♂ 裏面 (ラオス)


♂♀異斑。♀の前翅表面は、灰白色の周りに太い黒色の縁どりがある。

表示亜種 gisca ♂ (ラオス)
亜種giscaの分布:インド、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム
他亜種1 dilecta 分布:南日本、台湾→♂
他亜種2 paracatius 分布:ボルネオ→♂

ラオスでは低地から、プーサムスンの標高2,000m近辺の高地でも見られる。他亜種と同様に、渓流沿いの岸辺などで吸水にくる個体が多く見られ、動物性ベイトに誘引される。プーサムスンの標高2,000m地点の3月や、低地のバンビエンの1月などの低温期でも見られ、殆ど通年で見られる。
生息地は広く、個体数は各地で多い。

本亜種の前翅表面第2-3室の白斑は明瞭に現われる傾向があり、大まかにはボルネオ亜種より明瞭で、台湾亜種と同程度かより明瞭な場合が多い。本亜種の後翅表面第5-6室の白斑も明瞭に現われる傾向があり、他の2亜種の前翅白斑と同様な傾向がある。
翅裏の暗色斑の配置は他亜種と同様である。