オスルリフタオシジミ♂ (スラウェシ) Hypolycaena erylus gamatius
Common Tit (Sulawesi)
種分布：北東インド、ネパール、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア

記録：2018/9/12
場所：パル、スラウェシ、インドネシア (Palu, Sulawesi, Indonesia)

210622Eb13SW
オスルリフタオシジミ♂ 表面 (スラウェシ)

210622Eb14SW
オスルリフタオシジミ♂ 裏面 (スラウェシ)


♂♀異斑。♀の翅表の地色は♂に見る暗紺色を欠く。

表示亜種 gamatius ♂ (スラウェシ)
亜種gamatiusの分布：スラウェシ
他亜種 himavantus　分布：北東インド、ネパール、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス→♂, →♀、ベトナム

スラウェシでは、樹林地近辺の路上など空間がある場所で吸水していたり、葉上に静止していたりする。生息環境は他亜種と類似する。パルのビロマルでは、樹林地の渓流沿いにアオネアゲハが飛翔し、パルエンシスメスシロキチョウが吸水する樹林地の外側で本種の吸水が見られた。
タイ、ラオス等の亜種に比べ、本亜種の個体数は少ない。

スラウェシ亜種♂の翅表は、タイ、ラオス等の亜種himavantusと大差ないが、後翅肛角突起部の橙色斑はより明瞭な橙色を現わす傾向がある。本亜種♂の翅裏地色は淡黄緑色を帯び、中央線条は橙色味が強くなる。斑紋構成は他亜種と同様であるが、翅裏の配色から区別できる。
タグ ：
#オスルリフタオシジミ
#Hypolycaena
#erylus
#パル
#スラウェシ
#インドネシア