オオミカドアゲハ♂ (スラウェシ) Graphium eurypylus pamphylus
Great Jay (Sulawesi)
種分布:インド北東部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、スラウェシ、フィリピン、ニューギニア、オーストラリア東部

記録:2016/9/3
場所:パロポ、スラウェシ、インドネシア (Palopo, Sulawesi, Indonesia)

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オオミカドアゲハ♂ 表面 (スラウェシ)

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オオミカドアゲハ♂ 裏面 (スラウェシ)


♂♀類似斑。♂は後翅内縁に折返しがある。

表示亜種 pamphylus ♂ (スラウェシ)
亜種pamphylusの分布:スラウェシ
他亜種 cheronum 分布:北インド、アッサム、ミャンマー、タイ、ラオス→♂、ベトナム

スラウェシ亜種も低地を中心に生息し、渓流沿いで多く見られる。吸水性は強く、動物性ベイトに誘引される。
渓流地では、ミロンタイマイや所によりオオオナガタイマイと混生し、同一地点で吸水に集まる。本亜種の個体数は少なくない。

スラウェシ亜種は大型で、タイ、ラオス等の亜種cheronumより翅表の中央帯が細くなる。また、タイ、ラオス等の亜種では後翅表面中央帯の第7室斑は白色、第2~6室斑は淡青白であるが、本亜種では、第2~6室の斑紋も白色味が強くなる。