フチグロヒョウモン♂ (スラウェシ) Phalanta alcippe celebensis
Small Leopard (Sulawesi)
種分布:北インド、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア

記録:1995/6/15
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

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フチグロヒョウモン♂ 表面 (スラウェシ)

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フチグロヒョウモン♂ 裏面 (スラウェシ)


♂♀類似斑。♀の翅形はやや丸味を帯びる。

表示亜種 celebensis ♂ (スラウェシ)
亜種celebensisの分布:スラウェシ
他亜種 alcippoides 分布:北インド、ミャンマー、タイ、ラオス→♂、ベトナム、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、パラワン

スラウェシでも樹林地で見られ、渓流沿いで吸水に現われたりする。生態は亜種alcippoidesと大差ない。バンチムルンでは、サタスペスモンキアゲハやハリフロンキシタアゲハと同所的に見られ、本種は草本付近を飛翔していたりする。
個体数は少なくないが、タイ、ラオス等の雨季に見られる多数の発生は観察していない。

スラウェシ亜種の斑紋構成は、タイ、ラオス等の亜種alcippoidesと大差ないが、本亜種前翅亜外縁の黒線条斑は、より幅広くなる傾向がある。また、前翅第1b室の黒斑は、表裏共に大きくよく目立つ。