ツマベニチョウ♀ (スラウェシ) Hebomoia glaucippe celebensis
Great Orange Tip (Sulawesi)
種分布:インド、南中国、台湾、日本南九州以南、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2018/2/16
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

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ツマベニチョウ♀ 表面 (スラウェシ)

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ツマベニチョウ♀ 裏面 (スラウェシ)


♂♀異斑。♂の後翅表面は、♀の外縁に並ぶ黒斑を欠く。

表示亜種 celebensis ♀ (スラウェシ)
亜種celebensisの分布:スラウェシ
他亜種1 glaucippe 分布:南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス、ベトナム
他亜種2 borneensis 分布:ボルネオ→♂→♀
他亜種3 javanensis 分布:ジャワ、バリ→♂

スラウェシ亜種もタイやラオス亜種と同様に、村落近くの樹林地や低山地の渓流沿いで見られることが多い。♂は吸水に現われるが、♀は吸水に現われることは少なく、林縁近くを飛翔していたり、吸蜜していたりする。♀は♂より見かける機会は少ない。

スラウェシ亜種♀の前翅表面前縁の赤斑は♂と同程度の大きさで、♂より橙色味を帯びる。後翅外縁黒帯と内側の黒斑は明瞭に現われる。
本亜種♀の地色は白色味を帯び、後翅網目状斑はボルネオ亜種や台湾亜種より疎である。