ルリオビフタオチョウ♂ (ボルネオ) Polyura schreiber malayica
Blue Nawab (Borneo)
種分布:インド、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、フィリッピン、パラワン

記録:2020/3/11
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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ルリオビフタオチョウ♂ 表面 (ボルネオ)

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ルリオビフタオチョウ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀同形、類似斑。♀は大形になり尾状突起は一般に長い。

表示亜種 malayica ♂ (ボルネオ)
亜種malayicaの分布:ボルネオ
他亜種 assamuensis 分布:北インド、ミャンマー、タイ、ラオス→♂、ベトナム

コタキナバル近郊の樹林地で動物性トラップに誘引された1♂しかデータはなく、この樹林地では他に見ていない。食樹がマメ科で、樹林地より民家近くで発生する種類であるため、樹林地では稀であるものと思われる。また、動物性トラップに誘引された個体しか観察していないので、出会う機会が少ない種類でもある。

ボルネオ亜種は、タイやラオスの亜種assamuensisに比べると大型で横幅が広くなる。翅表中央白帯は短く、後翅白帯の下部は淡青斑が広くなる。また、尾状突起はやや短めになる。
前翅裏面白帯上部外側に現われる暗色斑は、亜種assamuensisより大きい。