アオタテハモドキ♂ (ラオス) Junonia orithya ocyale
Blue Pansy (Laos)
種分布:アフリカから東洋区全域
記録:2019/5/31
場所:ポーンサワン、ラオス (Phonsavan, Laos)
Blue Pansy (Laos)
種分布:アフリカから東洋区全域
記録:2019/5/31
場所:ポーンサワン、ラオス (Phonsavan, Laos)
♂♀異斑。♀は、♂に見る翅表の濃青色部を欠く。
低地から中山地に生息し、村落付近や山地の草地でよく見られる。草地に小道が通っているような場所が適地で、赤茶色の道に静止していたり、草地上を低く飛翔したりする。静止個体に近づくと敏感に飛び立ち、先の場所に止まるようなことを繰り返す。
ときに吸蜜個体を見かけるが、吸水は殆ど見られず、動物性ベイトに誘引されることも少ない。このため、数が少ない種類ではないが意外と採集しにくい。
ラオスでは低地からプーサムスン山麓の1,400m程度の中山地でも見られた。生活圏は村落近辺の荒れ地や小道など、他亜種と同様である。
本亜種の♂は、マレー半島、ランカウイ等の亜種wallaceiやボルネオ亜種metionと形態上大差ない。差異の1つは前翅表面前縁の2本の短赤線条にあり、前記2亜種では明瞭に現われるが本亜種では減退し、個体によっては痕跡程度になる。
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